家の中が空っぽになり、やっとスタートラインに ―― 古民家再生について③

先週は、今年最後の信州であった。

ニュース等でご存知のとおり、日本海側は稀にみる大雪で、その影響で長野県も雪が降り、寒さもとても厳しかった。

そんな中、茅野市笹原の家の片づけ、残家財の処理は大詰めを迎えたのであった。


雪の笹原集落。最後の日はダメ押しのように、さらに降り積もった。


残家財は、これまで少しずつ自分たちで片づけてきたが、今回は業者さんに来てもらい、残りを一気に処分してもらったのだった。

とはいえ、業者さんでも丸二日を要した残家財の処理。一体どれだけのものが溜められていたのか。

引っ越しの際に大量の断捨離をして、「こんなに物があったのか……」と驚く体験をした方も多いのではないか、と思うのだけど、まさにその心境なのである。


物がなくなった屋内。「この部屋って、こんなに広かったのか……」と、引っ越しの際に驚く体験をした方も多いのではないか、と思うのだけど、これもまさにその心境なのである。。


家は南向きなのが救い。光が室内に入ってくるのだ。

しかし、畳を取り払ったら、板の下はすぐに地面……。インナーにボアが入った靴を履いていても、冷えてしまって仕方がないのであった。。



この期に及んで、新たな「開かずの間」を発見……!!

中にはベッドが入っていた。寝室として利用されていたようである。



この縁側兼土間スペースを、どのように使うか。やはり外界との接点として有効利用したい。



というわけで。無事に空となった築百年の古民家。やっとスタートラインに立った感じである。

これから納屋の解体なども予定しているのだが、冬の間は作業もしづらいので、とりあえず作業はひと休み。

春までの間は、この家の運用方法を、本気で考えないといけない。それが具体的にイメージできていないと、リフォームしようにもどこをどうやれば効率的かわからないし、誰か人に知恵を借りたく思ったところで、何をどう相談すればいいのやら、という感じなのだ。


ここからが、本番である。楽しみだ。

私の椅子はどこに

2022年11月に50歳を迎え、第二の人生が始まり、これからいろんなことがドラスティックに変わっていく――。 なんて、勝手に思い込んでいるフリーランス山﨑の、日々雑感です。 編集やライティングの仕事に加え、2021年に宅地建物取引士の資格を取得したので、仕事にも幅を持たせようという話、 あるいは趣味のギターやエンタメなどの話をしていきます。

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