信州で仕事を進める。あるいは「著者インタビュー」というもの


昨日も信州へ。

ただ、今回はどこか新しい場所へ行ってみたり、茅野の家の様子を見に行くような余裕はなかった。

単純に、仕事をしに行ったのだ。

よく、気分転換にカフェで仕事をする、という方もいるかと思うが、その延長みたいなものである。

まぁ、カフェの代わりにするには遠すぎるような気がするのは、決して気のせいではないのだが、、でもやるのだ。前回も書いたとおり、信州に行くのを特別ではないことにするのである。

今回、私が自分に課したミッションは、今週行った 2件の取材の原稿作成。プラス、この日も取材が入っていた。

「富士見 森のオフィス」で取材の時間にオンライン会議用のブースを確保し、あとはスタンディングデスクで作業。

結果的に、ミッション完遂とまではいかなかったが、それに近い形まで仕上げることができた。取材も問題なし。なかなかいいぞ。


さて。

今週は、都合 3件の取材があったわけだが、それは全部「著者インタビュー」というやつであった。本の紹介を、著者の言葉を借りながらするのである。

これを、トータルすると10年近く、毎月何かしらの本を読んで著者に話を聞いている。とある媒体での仕事がなくなると、違う媒体から話が来て……みたいな感じで、地道に続いているのである。

今回は、前にやっていた媒体から再び話をいただいて、3件も重なってしまったのだ。


いやしかし。

これが、なかなかにプレッシャーが大きいのである。なぜだろう。


誰かにインタビューするときは、その人の経歴や活動について調べるなど、必ずそれなりの準備をするもので、その「準備」が「本を読む」という作業であるだけ、ともいえる。

確かに、ネットでの記事を読んだり映像を観たりするのに比べたら、「本を読む」というのはしんどい作業なのかもしれない。

書いていて思い出したが、つい最近、「本を読むのが面倒だから」というフザけた理由で私に書評記事の仕事が振られたこともある(ぶっちゃけ、ギャラが安かったら断っていた)

※ 正直なのは悪いことではないが、気持ち良く人を騙す術も身につけねば、、と思った次第。


ともかく。

思うに、こういうことだ。

取材をしたり文章を書くのを生業としている人、つまり(程度の差こそあれ)同業者に取材をし、しかも私が書いた文章を事前に見られ、校正を入れられたりするわけなのだ。

レストランに例えれば、今の話題の人気シェフが自分の店に来て食事をし、その料理(つまり自分の料理の腕)についてあれこれ言っているのを目の当たりにするような、そんな気分なのである。

まぁ、たまには褒められることも奇跡的にあったりするのかもしれないけれど。。

だから、どこか重圧を感じてしまうのだ。そういうことだ……。

さておき、今回の取材はとても楽しくて、1時間があっという間に過ぎてしまった。



ある程度のキリが付いたところで、温泉に向かう。

やはり信州に来たら温泉に入らねば、損した気分になる(そう考えてしまうことが、まだ信州に来ることが「特別」であると証明しているのだが……)。

「森のオフィス」の帰りは、いつも「蔦の湯」に行くことにしている。道の駅に併設された温泉で、キレイなのがいい。

あと、寝ながら入れるジャグジーが心地よくて、そこでボーっとしていると、時間を忘れてしまいそうになる。

今回も堪能した。

さすがにいつもの往復だと進歩した感じがしないので、初めての道を走ってみる。すると、八ヶ岳がよく見えるスポットを発見!

同じ場所から首を振れば、なんと蓼科も見える。これは絶景だ……。

「蔦の湯」は今日も安定のクオリティであった。

私の椅子はどこに

2022年11月に50歳を迎え、第二の人生が始まり、これからいろんなことがドラスティックに変わっていく――。 なんて、勝手に思い込んでいるフリーランス山﨑の、日々雑感です。 編集やライティングの仕事に加え、2021年に宅地建物取引士の資格を取得したので、仕事にも幅を持たせようという話、 あるいは趣味のギターやエンタメなどの話をしていきます。

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